こんにちは! 建築プランナーのトモノンです!
今回は収納ガレージを自宅オフィスに用途変更した建築案件について、数回に分けてご紹介してまいります。
私自身建築に携わり20年以上になりますが、既設のガレージ内に居室を新築するといったレアケースとなり、当初は「本当にうまくいくのか?」とプランニングの時から一抹の不安がありましたが、試行錯誤しながら無事に完成した様子をご覧ください😌
⒈Before
先ずは、工事前の状況となります👇
内部



外部



お客様は果樹農家さんということで、事務所兼休憩スペースとしてガレージの一部を改修し活用したいとのご希望を受け、先ずは現地調査後設計プランの作成からスタートしました。
⒉Planning
次に、今回の建築計画・設計についてご説明します👇
平面計画図

計画立面図

外観イメージ


【内観イメージ】



今回のメインテーマは「収納ガレージからご自宅オフィスへの用途変更」となり、そこにはキッチンやトイレ、洗濯機置き場といった水廻り設備も兼ね備えたハイスペック仕様となります。
設計のポイントとしては、「ハウスインハウス」の発想でガレージ内に床・壁・天井を新設し、内側にもう一つ住空間を造ることで、既存ガレージと新設する住空間との間を断熱層とし断熱化を図ったり、水廻りにおける住宅設備用の配管スペースを設けることが可能となります。
それにより、「ガレージ」といった非住宅の環境下から一般住宅同様の住環境に高め、快適で利便性のある空間にコンバージョンすることが出来ます。

一般住宅同様水廻り設備といった機能性を持ち、暑さ寒さに対する断熱性能も付加することで、より快適で居住性の高いガレージハウスを計画しました!
⒊Construction
では、次にどの様に工事を行ったのかその様子についてご紹介します。
【床下地造作】




床の下地となる土台や大引きといった木材を組みながら、鋼製束で補強していきます。
【水道配管】




ガレージハウスの内外に給排と給湯用の配管を転がし、自宅の配管と分岐接続させます。
それにより、ガレージ内でも水やお湯が使えるようになります。
それにより、ガレージ内でも水やお湯が使えるようになります。
【床下地、断熱施工】







床下地の大引きの間に断熱材を敷き込み、その上からネダレス合板を張ると床下地の完成です。
これまでは土間コンクリートだった床面に木下地を組むことで、水道配管の新設・断熱施工が可能となり、それによりキッチンやトイレといった水廻り設備機器の設置や、床下からの冷気もシャットアウト出来ます。

「ガレージハウス」といえど一般住宅と変わらない造りや仕様にすることで、これまでにはない魅力的な空間に生まれ変わります!
⒋まとめ
いかがでしたでしょうか。
収納用のガレージだったスペースを、オフィス兼休憩スペースにコンバージョンするまでの全貌について、今回はその一部をご紹介しましたが、やはりポイントとしては水廻り設備と断熱となります。
ガレージといった特殊な空間において、生活機能と断熱性能を保持させることで一般住宅と変わらない快適な居住空間を実現させる、これが自身にとって大きなミッションです。
次回は続きとなる壁や天井面の造作等をご紹介しながら、そのミッション解決の裏側をご覧ください。
では、次回もお楽しみによろしくお願いいたします。
外部は電動シャッターや出入口ドアが設置され、4連棟の大きく立派なガレージとなっており、今回はその内の1棟で1番左側のガレージを改修することになります。