中古物件を取得してリノベーションする際の注意点 !

Renovation

こんにちは!再生建築プランナーのトモノンです!

夢のマイホーム取得において、中古物件を購入してリノベーションするという選択肢が、最近ではとても人気が高まっています。
そんな中、中古物件をリノベーションする際には注意しなければならない点もあり、これまでの新築物件とは異なる注意点を押さえることで、スムーズなリノベーションに繋がります。
今回の記事では、そんな中古物件を購入してリノベーションする際に注意すなければいけないポイントについて解説していきます!

⒈ 住宅ローンが受けられる物件かどうかを確認する

先ずはリノベーションするための中古物件を購入してリノベーションする際、 住宅ローンが受けられる物件かどうか確認しましょう!

金融機関によっては、物件の築年数によって貸付制限を設けている場合もあります。
古い物件は資産価値が下がり、担保価値がないと見なされることがあるので、注意が必要です。
もし審査に通っても、担保価値が低いため借入可能金額が物件価格に満たない可能性もあり、住宅ローンの借入を考えている場合、金融機関に事前に確認しておくことが大切です。
不動産の購入にあたり、住宅ローンは便利で利用されるケースも多いですが、そこには制限があるので周到に考えるべきです。
住宅ローンが受けられる物件だとしても、それにプラスしてリノベーションの工事費用が必要となってきますので、自己資金も含めどのくらいの予算を確保できるのかを把握し、それに合わせた計画を立てることも重要となってきます。
物件は購入出来たとしても、リノベーションに掛ける工事費用が捻出できないのでは本末転倒となってしまいますので、総体的な予算も含めローンが組めるのかどうか確認しましょう。

 

住宅ローンの可否と予算の把握は必須となりますので、早い段階で確認しておきましょう!

 

2.中古物件を探す・選ぶ際の確認事項を押さえる

中古物件を購入する際には、押さえておくべき確認事項がありますので、しっかりとチェックしておきましょう!

中古物件を探す際には、ウェブ上にて不動産ポータルサイトを利用するのが便利で効率的なのは言うまでもありませんが、情報誌やフリーペーパーの不動産情報コーナーを閲覧するのもオススメです。
又、実際に不動産会社に足を運び、希望条件当を伝え物件を探してもらうのも一つの手段となります。
しかし、リノベーションを前提に物件を探す場合は、希望のリノベーションが実現できるかどうかが重要となり、物件はもちろん工事を依頼する会社の選定も大切です。
それと同時に、リノベーションについても進めていくことで、スムーズな物件選びや工事検討が可能となり、そのポイントについて下記にまとめました。

【リノベーション前提での物件探し・選ぶ際のポイント】

物件探しと共にリノベーションも同時進行で検討していく
物件を探すと同時に、リノベーションを依頼する工事会社についても検討を付けておきましょう。
そうすることで、希望する物件に関する相談が出来たり、工事も含めたアドバイスを受けることができるため、信頼できるリノベ会社を2社程度見つけておくことをオススメします。

 

物件の状態を確認しリノベーション可能かどうかを確認する
物件の状態によっては、リノベーションが難しい建物もあるため、事前確認が必要です。
リノベ会社や不動産会社を通して、「住宅診断」の資格を持つ建築によるインスペクションを依頼をしましょう。
それにより、確実な調査のもと建屋の状況が分かり、リノベーションの可否も適正に判断出来ます。

 

住宅設備機器の配置・間取り変更における可能範囲を確認する
キッチンやお風呂、トイレといった水廻り設備機器の配置や、その間取り変更は生活動線も含めとても重要です。
特に水廻りの配置換えにおいては、内外部の給排水の経路が関係してくるため、建屋や敷地の既存状況により技術的に難しかったり、希望通りに出来たとしても多額の費用が掛かってしまう場合もあります。
又、水廻りを含めた間取り変更においても、既存建屋の構造によっては上記同様となるため、事前に図面や現地を漏れなく確認し、そのうえで不明な点については、不動産会社やリノベ会社に相談することで、未然に失敗を防ぐことにも繋がります。

 

ワンストップリノベーションを検討する
不動産会社とリノベーション会社を別々に依頼するのではなく、ワンストップリノベーションを行っている会社も増えてきています。
そのメリットとして、物件探しからリノベーション設計、工事までがひとつの窓口で済むため、余計な手間が省け打合せ等の負担軽減にも繋がります。
又、保有物件における状況や状態といった情報を詳しく把握している場合が多く、スムーズなやり取りが可能となり、物件についても安心して話を進められるかもしれません。

 

生活環境の確認
物件探しにおいては、リノベーションでは変更できない周辺環境や利便性も確認しておくことも大切です。
敷地や建屋の向きや方角、日当たりや風通しをはじめ、隣地との境界や道路付けの状況、周囲の建物の高さや位置関係も、生活環境における重要な要素です。

又、マンションにおいては共用部分とその状況を確認し、両隣りや上下階の家族構成や音の聞こえ具合を把握しておくことで、未然にトラブルや失敗を防ぐことに繋がります。
それ以外にも、駅やバス停といった交通網やスーパーやコンビニといった商業施設、病院や学校といった施設についても把握しましょう。

 

リノベーション前提で物件を求める場合、ポイントを押さえ確認を怠らないことが、失敗をなくし成功に近づく秘訣です!

 

 

3.リノベーションの設計やプラン・インテリアデザインの確認

物件が決まったらリノベーションにおける設計やプランニング、インリアデザイン等の工事内容や仕様について確認していきましょう!

リノベーション工事における内容については、しっかりと理解し把握することで、「自分の想像していたのと違った」といった、完成後のイメージのズレを防ぐことに繋がります。
せっかく費用と時間を使って最終的に残念な結果となるのは、ぜひとも避けたいところですよね。
それには、設計やプランニングの検討は慎重に時間を掛け、納得するまで検討を重ねましょう。
物理的・技術的に難しいことに関しては妥協も必要ですが、間取りや生活動線、耐震や断熱性能といった住環境は、その後の暮らしに直結してきますので、安易に決めることはしないよう注意が必要です。
又、わからないことはしっかりと聞いて理解することが大切で、完成してから「何でこんな造りになったんだろう…」と思っても後の祭りとなりますので、不明な点については都度確認し、自身の希望や意向通りになっているかも含め、しっかりと把握していきましょう。住宅設備はその機能や利便性にも注目し、自分が求める性能を保持してるのかを調べ、不足はしていないか?はたまた、オーバースペックではないかを確認し、最適な設備機器を選ぶようにしましょう。
オーバースペックの製品の場合、本来必要十分な製品より高価な場合が多く、そういった面でも余計なコストを抑制し、工事予算の圧縮に繋がる場合もあります。インテリアデザインにおいては、ドアや引戸といった木製建具、玄関や窓サッシ、内装クロスや外壁と多岐にわたるため、その形状や色は資料等で確認したり、サンプルやショールーム等で実際に確認できるものについては、取り寄せてもらったり内覧することでイメージが把握しやすくなります。
又、空間のインテリアデザインの雰囲気については、リノベ会社にイメージパースを作製してもらうことで、色合いやクロスの柄のバランス等が確認できると共に、検討も重ねることで自分好みインテリアデザインをコーディネートでき、完成後のイメージズレも少なくできます。最終的には各種図面やパース、仕上げ表を提出してもらい、その中身をしっかりと確認し理解することで、満足度の高いリノベーション工事になることでしょう。

 

工事の中身を理解し把握することで、完成後の満足度が変わってきますので、依頼する工事会社との打合せや聞き取りはしっかりと行いましょう!

 

4.工事時期・期間の確認

リノベーション工事時期や期間も重要な要素となり、希望通りの工事スケジュールが可能かどうかを確認しましょう!

中古物件をリノベーションする場合、完成後の引っ越しの問題があります。
例えば、その時期がお子様の進学や転校を伴う場合、そのタイミングはとても重要になってきます。
それと共に、現在住んでいるのが賃貸物件の場合、工事の完成時期が予定より遅れた場合、賃料が発生する可能性も考えられます。
特にリノベーション工事は、その特性上予期せぬことが起こることも少なくなく、古い物件においては解体工事に構造体が図面と違っていたり、そもそも図面がない中で予定外の造りになっていたりと、追加工事も多々あります。
そういった場合は、工事スケジュールの調整を図り最短での期間延長に努めますが、物理的に難しい場合もあります。
又、外部工事においては、天候状況に左右されるため、梅雨時期や台風シーズンはスケジュール管理も難しくなってきます。
そういったことから、様々な理由により工事時期や期間が限定される場合、希望通りの工事日程となるのか確認すると共に、工事が延長となったり遅延する懸念材料についても把握することで、後々トラブル回避にも繋がってきます。
工事業者と相談しながら、余裕をもった工事計画を立てるか、しっかりと打合せしましょう。

 

工事には天候等に左右され、不可抗力な事態により工事が伸びる可能性もあるため、最悪な

場合も想定して工期期間を考えていきましょう!

 

 

まとめ

「中古物件を購入しリノベーションする場合の注意点」と題して解説してきましたが、そのポイント一つ一つは決して難しいことではなく、基本的な内容となっております。
一貫して重要なことは、各ポイントにおける確認作業」となり、いくら頭ではこの度の注意点がわかっていたとしても、行動としての確認を行わなければ無意味となってしまします。
リノベーションは工事のみならず、その前段階の打合せ期間にもそれなりの時間を必要とするため、時として面倒だったり負担に感じて、確認を怠ってしまう場合もあるかもしれません。
しかし、完成後に後悔しないためにも、確認し理解し把握するをキーワードとして胸に刻んでいただき、素敵なリノベーション住宅をクリエイトしていきましょう!

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